
純未実現損益(NUPL)は、時価総額から実現時価総額を差し引き、その結果を時価総額で割った指標です。ビットコインの価値のうち含み益がどれだけを占めるかを示し、0を上回ると保有者全体が含み益、0を下回ると含み損の状態です。
読み値が高いほど、市場価値に占める未実現利益の割合が大きくなります。過去には、約0.75を超える読み値は熱狂的なサイクルの天井付近、0.5〜0.75は強い強気相場の局面、0を下回る読み値はキャピチュレーションによる安値付近で現れました。中間の値は、転換点というより市場の心理を表します。
NUPLはMVRVと同じ情報を異なるスケールで示すもので、1を超えることはありませんが下限がないため、レンジの上部が圧縮されます。直近のサイクル高値での読み値は過去のピークを大きく下回り、極めて低いコストで計上された紛失コインは読み値を押し上げます。短期的なタイミングではなく、市場がサイクルのどこにあるかを把握するために使ってください。
どちらも時価総額と実現時価総額から算出され、NUPLは1から1/MVRVを引いた値に等しくなります。MVRVが1ならNUPLは0、MVRVが2なら0.5、MVRVが4なら0.75です。
実現時価総額が時価総額を上回っており、保有者全体が含み損の状態にあります。過去、こうした期間は弱気相場の終盤に集中し、サイクルの安値に近いことが多くありました。
分子は時価総額から実現時価総額を引いたもので、分母は時価総額です。実現時価総額は常にゼロより大きいため比率は1未満にとどまりますが、時価総額が実現時価総額を大きく下回ると、大幅なマイナスになることがあります。記録上の最低値は約-1.59です。