
実現時価総額は、各ビットコインをオンチェーンで最後に移動したときの価格で評価して合計したものです。全保有者の取得コストの合計に近く、時価総額よりも安定的に、ネットワークに蓄えられた資本を測れます。
実現時価総額の上昇は、コインが以前のコストを上回る価格で持ち主を替えていること、つまり新たな資金がより高い価格で流入していることを意味し、強気相場の局面で典型的です。横ばいや低下は、コインが以前のコスト以下で移動していることを示し、資金流入の鈍化や実現損を示唆します。これは弱気相場でよく見られます。
紛失コインや長期休眠コインは、その資本が二度と動かない可能性があっても、古い安値のまま計上され続けます。また、取引所のウォレット整理のように売買を伴わない送金でも、コインはその日の価格で再評価されます。数値は名目USDのため、サイクル間の比較には絶対水準より伸び率のほうが適しています。
時価総額は最新価格に総供給量を掛けたもので、価格が動くたびに変動します。実現時価総額は、コインが実際にオンチェーンで移動して再評価されたときにのみ変化します。
コインが、前回移動したときの価格より低い価格で移動したときにのみ減少します。そのため、持続的な減少は広範な実現損を示しており、過去のキャピチュレーション(投げ売り)局面で見られたパターンです。
MVRVは時価総額を実現時価総額で割ったもの、実現価格は実現時価総額を流通供給量で割ったものです。どちらも同じ取得コストの尺度に基づいています。