
含み益供給比率は、ビットコインの流通供給量のうち、現在含み益の状態で保有されている割合です。各コインはオンチェーンで最後に移動したときの価格で評価され、取得コストが現在価格を下回るコインが含み益として数えられます。
史上最高値の更新時にはほぼすべてのコインが含み益となるため、読み値は100%に近づきます。90%を超える状態が長く続くと、含み益とそれを確定したい衝動が積み上がり続けます。過去には、供給の半分以上が含み損となる50%割れが、弱気相場の安値付近に集中しました。全期間の中央値は約73%です。
多くのコインが取得された価格帯の中に価格があると、わずかな値動きでも読み値が大きく振れます。そうした価格帯の位置はエンティティ調整済みURPDで確認できます。紛失コインや取引所の保有分も最後の移動時の価格で含まれており、この指標は含み損益を示すもので、保有者が実際にどう行動するかを示すものではありません。
流通しているほぼすべてのコインの取得コストが現在価格を下回っている状態で、通常は史上最高値の更新時にしか起こりません。建値まで戻るのを待つ含み損の保有者はほとんどいませんが、含み益は大きく、利益確定の圧力が高まります。
供給の半分以上が含み損で保有されており、市場は広範なストレス下にあります。過去、こうした読み値は弱気相場の後期に現れ、サイクルの安値圏を判断する参考の1つとなっていますが、その持続期間や下落の深さはサイクルごとに異なりました。
含み益供給比率は含み益にあるコインの数だけを数え、その大きさは考慮しません。純未実現損益(NUPL)は、未実現利益の合計から未実現損失を差し引いた額を時価総額に対する比率で測るため、利益の大きさを捉えます。両者を合わせると、利益が広く薄いのか、少数のコインに集中しているのかがわかります。