CVD(Cumulative Volume Delta)とは
CVDはCumulative Volume Deltaの略で、日本語では累積出来高デルタ、単に累積デルタとも呼ばれます。CVDでわかるのは、その相場で成行買いと成行売りのどちらにより多くの資金が入ったか、という一点です。
すべての約定には、板の注文を取りにいった側、つまりテイカー(Taker)がいます。売り板の最良気配に並んだ指値を食うのが成行買い(Taker Buy)、買い板の最良気配にぶつけるのが成行売り(Taker Sell)です。ローソク足1本の成行買いの金額から成行売りの金額を引いたものがその足のDelta(デルタ)で、これを1本ずつ足し上げるとCVDになります。ラインが上向きならその間は成行買いの金額が多く、下向きならその逆です。
価格が示すのは結果で、CVDは誰が動かしたかを示します。価格もCVDも上がっていれば、実際に買いが追いかけている。価格は上がったのにCVDが横ばい、あるいは下がっているのがいわゆるCVDダイバージェンス(Divergence)で、上昇に成行買いが伴っていない状態です。ショートの買い戻しや売り板が引っ込んだだけの可能性があり、こうした上げは長続きしないことが多いです。
たとえば、BTCが1時間で64,000ドルから64,600ドルまで上がり、先物CVDは8,000万ドル増えたのに、現物CVDは1,200万ドル減っていたとします。資金はほぼ先物からで、現物は売られている。レバレッジで押し上げた上げなので、崩れるときも速くなりがちです。ページ上の「現物 vs 先物」カードを見れば、今どのパターンかがすぐにわかります。

